この記事はパナソニックのベロスター初期型の感想です。
ハローサイクリングという電動自転車のレンタルを利用していたら、電動アシスト自転車が欲しくなった。そして、ついに買ってしまった。
パナソニックのベロスターです。メーカーのページはコチラ。
電動自転車といえばママチャリタイプか高価なスポーツタイプしかありませんでしたが、ベロスターのような気軽なスポーツタイプの電動自転車も出てきています。
自転車に求めていたもの
それは、気楽さである。重要なのは楽さ。
電動アシスト自転車に変えたことで、坂道が全く嫌にならなくなりました。
気楽に自転車に乗り、フラフラと走って気分転換をする。そのためには、坂道でゼェゼェ、ハァハァしながら乗っていたら、快適さが損なわれてしまう。
そう、僕が求めていたのはスポーツとしてのサイクリングでなく、気楽なサイクリングであると気づいたのでした。
ベロスターを選んだ理由
電動アシスト自転車といえば、ママチャリタイプが主流であった。
しかし、ママチャリタイプはスピードが出ない。それにハンドルの操作性が悪い。最近はスポーツタイプの電動アシスト自転車も出てきているが、とにかく高い!
そんななか登場したのがこのベロスター。
ママチャリタイプとスポーツタイプの中間に位置し、価格も10万円を切るという値段設定。
これだ!という感じでしたね。
確かに、自転車に10万は高いけど、最近のなかでも一番いい買い物したなぁと自転車で坂道を登るたびに思います。
2022.追記 今は選択肢が増えていますので、ママチャリタイプではない安めの電動自転車も多くありますので、他の自転車も検討しましょう。
また、お気楽さを求めるには、外装変速ギアはやめましょう。定期的に掃除やメンテナンスをしないといけません。内装変速をオススメします。
電動アシスト自転車(ベロスター)を買ったら欲しいもの
カゴ
ノーマルではカゴは付いていません。
僕の場合はあまり大きな荷物も入れないので、↓のものを購入しました。
ちょっと小さいかなという感じですが、自分の用途に合わせて大きいサイズも選べます。
リモコンのカバー
電動自転車の頭脳ともいえる操作パネル。
防水仕様になっているとは思いますが、高い買い物。
装着すると視認性は悪くなりますが、雨・ホコリも安心です。
バッテリー端子の保護カバー
バッテリーを外した時は↓のように端子がむき出しになります。
専用カバーがあるとこのように保護できます。
クチコミにもありますけど、これくらいは付属品として最初から付けておいてほしいですね。
自転車カバー
屋内や屋根付きの駐輪場がある人はそこまで必要ないかもしれませんが、屋外に止める人には是非とも使ってほしいのが自転車カバー。
これをするのとしないのでは自転車の劣化が段違いです。チェーンの砂埃なども少しは防げるので、チェーンの金具が砂埃の摩擦で削れて、チェーンが伸びる対策にもなります。
オススメは厚手のカバーかバイク用のカバー。
値段は高いですが、耐久性が高く、長持ちします。
ベロスターのサイズ
全長 1,865mm
全幅 590mm
ハンドル高さ 1,005-1,035mm
サドル高さ 790-965mm
タイヤ 700×38C
軸間距離 1,145mm
タイヤの空気が抜けやすいと感じる人には、英式バルブから米式バルブへの変換アダプタがオススメ!
コチラの記事へ移動しました。
パナレーサーとベロスターもPanasonicですので、なじみ深いです。
その他、自転車の便利グッズはコチラの記事をご覧ください。
ベロスターの前(ペダル側)のチェーンリングからのチェーン外れ問題を考える
この問題は考え中ですが、メモとして書いておきます。
まず、応急対策として
チェーンが外れそう(ペダル側からチェーンがガシャガシャ音)になったら、すぐにシフトをトップ(7速、外側の小さいギア)にする。問題は内側にチェーンが落ちる(外側はチェーンガードがあるので落ちない)ので、後輪のギアを7速にすることでチェーンを外側に引っ張れば、前のチェーンリングの内側に落ちそうな状態から復活しやすくなる???
で、不運にも外れてしまったときのために、小型プラスドライバーを常備しておく。
ます、チェーンカバーを外すのにプラスドライバーが必要です。ミニドライバーでは固いので、事前に少しネジを緩めに締めておくといいです。
ミニドライバーもいろいろあります。
↑のは類似品に比べ高めですが、金属のメッキ?が美しいです。キーホルダーにも映える(笑)
チェーンが外れると、内側のボルトにひっかかって戻すのにかなり大変です。そして、手が汚れる!!!なので、薄いゴム手袋も常備しておくといいでしょう。
カバンに入れておくとか、サドルカバーの内側に入れておくとか???
さてさて、原因を考えますと
■後輪のフリーハブの劣化
ペダルを漕がない時もチェーンが回る→後輪のハブのフリーの劣化かメンテナンスの問題でラチェット機構の不具合(後輪のタイヤの回転で後輪ギアを回してしまうためにチェーンが前に送られる)のため、後輪のフリーハブの交換をする(特殊らしく代替品はないらしいので同じ部品を取り寄せてもらって交換)
■チェーンの伸び
チェーンのつなぎ目が摩擦で擦れてゆるくなり、チェーンが伸びたようになるため、変速時にチェーンが暴れる→チェーンチエッカーで伸びを確認して、伸びていれば交換
■リアディレイラーのテンション(引っ張る力)の弱り
テンションプーリーというリアディレイラーの下についてる小さい歯車を外に引っ張るバネが弱っている?→リアディレイラーの同型のターニーは新品が安いので、丸ごと交換したほうが早い
さて、
この自転車を買ったのが2019年の春ごろ。その当時は価格・性能・デザイン的な選択肢としてこれしかなかったのですが、3年も経つと不具合がチラホラ発生してきました。
まず、前のブレーキーシュー(ホイールを挟むパッド)の品質が悪いのかすぐに摩耗で交換。これは電動自転車対応の高耐久性のある部品に交換した方がよいです。ブレーキの効き目が断然良いです。
そして、後ろのローラーブレーキの効きが悪い。これは電動自転車本体が重いため標準ローラーブレーキでは制動力が弱い。トラックに普通車のブレーキをつけているようなもの。乗る人、荷物が重いとなおさら効かない。シマノのハイパーローラーブレーキというものがあるのでそれに交換したい。。。
そしてそして、ギアチェンジの入りが悪い。これはチェーンやギアのメンテナンス、リアディレイラーの調整でやや改善します。
チェーンチエッカーで試してみると、
0.75(注意ライン)も1.0(交換推奨ライン)も余裕で入ります。ちなみに、チェーンが伸びていなければ引っかかってはまりません。伸びるというのは正確には、つなぎ目の金属が摩耗でスキマが広がっています。ペダルの歯車と後輪の歯車の位置は固定なのでチェーンが伸びてくれば噛み合わせが悪く、チェーン外れやギアも摩耗しやすくなりそうです。チェーンの伸びは2年くらいで一度チェックしても良いかと思います。(チェーンチェッカー買わなくても自転車屋でいいと思います)
後輪のハブ(中心の軸)のフリーの劣化
ペダルをこがない時にチェーンが回らないように空転させる部品がフリー(ラチェット機構)なのですが、これが劣化し、ペダルをこがないときもチェーンが回ってしまい、チェーンを
ガイドプーリー、テンションプーリーの劣化
外装変速についている小さい歯車2つ、これが樹脂製なので、とくに回転部分が摩擦ですり減り、メンテナンス(掃除)していないと回転部分が削れてグラグラしてきます。ガイドプーリーがグラグラでは変速もスムーズにいきませんしチェーンも暴れやすくなります。ディレーラー交換!と思う前にこのプーリーのみを交換してみるのも良いかと思います。
ちなみに、シマノ純正でない部品を買ったら大きさが若干大きく、ペダルがやや重く感じます。新品ディレイラーが安いのでプーリーを変にアルミの派手なのに変えなくてもディレイラーを交換した方が安上がりかと思います。
ちなみに、これ買ってターニーについたのですけど、ガイドプーリーの元のネジが長く(15mm)、このプーリーをつけるとネジが反対に飛び出てスポークに擦れました(泣)。元のプーリーの厚さが違うとは想定外でした。古いディレーラーのテンションプーリーのネジ(12mm)を移植して解決
1枚1200円ですからリアディレイラー変えただけで十分だったなと思います。でも、見た目はよい!えぇ、自己満足です(笑)
リアディレイラー(Tourneyターニー)の調整を考える
買ったときにくっついているのは、シマノのRD-TY300-SGS エントリーモデルとスポーツバイクを乗る人からは酷評ですが、街乗りのシティサイクルには普通です。問題はプーリーがベアリングでないので摩擦で劣化しやすい点でしょうか。ディレイラー本体交換よりまずはプーリー(シマノの純正)を交換するのが良いと思います。
なお、リアディレイラーも1500~2000円くらいなのでまるごと交換したほうが早いかもしれません。
自分は、改良版のRD-TY500-SGSに変えました。違いは、シフトワイヤーを通すところにガイドがついただけですが、ワイヤーの動きがスムーズになるらしいです。なお、チェーンを外さなくてもテンションプーリーを外すことで、なんとか自分で交換できます。
必要な工具は、
3mmと5mmの六角レンチ
9mmのスパナ
プラスドライバー
調整するネジは4つ
■Bテンションアジャストボルト
これをいっぱいに締めると、ガイドプーリーが下に動きます。チェーンがギアから下に動き、離れる。ターニーならではなのか、ガイドプーリーも内側に動いてしまいます。
ガイドプーリーが下に動くのでシフトワイヤーの固定ボルト位置が後ろ側に動き、ワイヤーの可動範囲が狭くなります。つまり、このボルトを締めすぎると1速から7速までワイヤーが動かなくなりますので、ハイかローのどちらかに入りにくくなります。
これをいっぱいに緩めると、ガイドプーリーが上に動きます。チェーンがギアに近づく。
なので、ガイドプーリーとギアのスキマが狭いので変速は良くなるがチェーンがつまりやすくなるそうです。
なので、チェーンを前に回しても逆に回しても詰まらないくらいにBテンションアジャストボルトを緩める。ベロスターは電動なのでペダルを逆回ししてもチェーンが動かないので、後輪のタイヤを逆に回してみる。
■ハイ(トップ、速い方、重い方、小さい歯車)の調整ネジ
後ろから見て、ガイドプーリー(リアディレイラーについてる上の歯車)をハイの歯車の外側のラインに合わせるようにハイ調整ネジを回す
右に回すと内側に動く
左に回すと外側に動く
■ロー(遅い方、軽い方、大きい歯車)の調整ネジ
後ろから見て、ガイドプーリー(リアディレイラーについてる上の歯車)をローの歯車の真下のラインに合わせる
右に回すと外側に動く
左に回すと内側に動く
■ワイヤー調整ボルト ※手で回せる
右に回すとガイドプーリーが外側に動きます。シフトワイヤーの可動範囲が伸びる。
左に回すとガイドプーリーが内側に動きます。シフトワイヤーの可動範囲が縮むので、引っ張ることになる。